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chikaさんの部屋

障がい者だからって不可能はない

カテゴリ:chikaさんの部屋 タグ:
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6月8日摂食コミュニケーション・ネットワーク総会のあとの研修会で摂食指導を受けて流涎が止まり言語明瞭になった中尾知夏さん(今年3月特別支援学校を卒業した18歳)が体験発表を担任した先生と一緒に三年間の努力を話してくれました。率直に指導を受けた本人が発表する日が来ることなど想像できませんでした。はっきりとした口調で話し、会場は涙を拭う人ばかりでした。私は障害があるゆえに必要以上の努力をせざるを得なかった知夏さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。食べる機能は正常発達をたどりますからお母さんは仕方がないとしても学校や通園施設などの職員は正しい摂食指導の知識や技術をマスターして誤学習により不自由な食べ方を獲得することのないようにしていかなければならないと痛感しました。正常発達のどこで足踏みをしているのか、それは何故かなど食べることはただ単に口だけではなく姿勢の取り方や日常の関わり方が何より大事です。それが習慣になることで食べる機能は発達します。私は少しアドバイスしただけですが、忠実にやり続けて
くれた二人には感謝の気持ちでいっぱいです。指導の詳細はプラスワン41号に掲載させて頂きますのでお楽しみに。研修会終了後は今からでも舌が出ていたり、口を開けたまま飲み込んだり、早食いなどは治りますか…などとたくさんの質問がありました。
改善されるのは確かですから姿勢・食物形態・関わり方の観点から見直してみることをすすめます。


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